2020年5月13日水曜日

お散歩日帰り旅行記 武庫川沿い福知山線廃線跡編

 11月の紅葉の時期、大阪の都市部からほど近くにある紅葉と渓流を楽しめるスポットということで武庫川沿いの福知山線廃線跡に行ってきました。
 
 11:55にJR宝塚線生瀬駅からスタート。大阪駅からだと11:20ごろに出発すればこの時間に着きます。

生瀬駅にある廃線敷のマップ
マイナーなところなのかと思っていましたが、駅には丁寧にマップが用意されており、道中にも随所に案内看板が掲示されていました。駅から廃線敷の入り口まで1kmほど歩きますが、迷うことはないでしょう。







駅から廃線敷入り口までの道中
15分ほどで廃線敷の入り口に到着。

 武庫川沿い福知山線廃線跡は、JR宝塚線(福知山線)生瀬駅~道場駅間の経路切り替えに伴い廃線となった旧線を行楽用に再整備したハイキングコースです。
 福知山線は開業以来長らくこの区間を武庫川沿いに蛇行する経路で走っていましたが、1986年に高速化のためこの区間をトンネルで貫く現在の経路に変更。旧線は廃線となりました。廃線跡のうち生瀬駅~武田尾駅間の約5.5kmはハイキングコースとして知られるようになり、JR西日本は立ち入りを黙認する形をとっていましたが、2008年に発生した転落死亡事故を契機に一度閉鎖。その後JR西日本によって遊歩道として整備され、2016年に一般開放、現在に至ります。

福知山線廃線敷
住所兵庫県西宮市
アクセス JR宝塚線生瀬駅から徒歩15分、西宮名塩駅から徒歩15分、武田尾駅から徒歩8分
営業日・時間 -
webページ

 正式に整備されたとはいえ、上のような経緯からハイキングコースで発生した事故は自己責任です。注意して歩きましょう。と言っても、ちゃんと道沿いに歩いていればそこまで危険と思われる箇所はありませんが。
 廃線跡の枕木や石はそのまま残されているため、場所によっては足場が悪いです。ちゃんとした靴を履いていきましょう。また、電灯は無いので暗くなる前に帰れるように余裕をもって出かけましょう。

 早速廃線敷を進んでいきます。
 






 大阪の都市部から30分とは思えない渓谷の風景です。水流の音が心地よい。

 しばらく進むとトンネルが現れます。

 
 先ほど電灯は無いと書きましたが、それはトンネル内も例外ではありません。トンネルはかなり長いものもあり、その中は完全に闇です。懐中電灯などを携行していくことをお勧めします。スマホのライトでも十分です(私はこれで行きました)。





 またしばらく進むと鉄橋があります。




 第二武庫川橋梁というらしい。このコースで唯一武庫川の上を渡るポイントです。ここまでは武庫川の左側を歩いていましたが、ここから右側に変わります。

 




 しばらく進むと、”桜の園”という名前で整備された広場に出ます。桜の時期に来てもきれいなんでしょうか?






 そんな感じでハイキングコースも間もなく終点。終点にはトイレと軽食店があります。

 ハイキングコースの終点からJR武田尾駅までは徒歩8分。この駅到着が14:30ごろだったので、2時間半ほどかけて歩いてきたことになります。ハイキングにはちょうどいいくらいでしょう。
武田尾駅前。秘境駅としても有名。
 ここでは電車には乗らずにさらに奥へ進み、武田尾温泉 元湯 の日帰り入浴を利用しに行きます。


 お風呂は混み合っていたようで、受付で名前を伝えてロビーでしばらく待ち。順番になると受付の方が呼びに来てくれます。
 温泉は湯温もちょうどよく、きちんと人数制限をしているおかげでゆったり浸かれてよかったです。

武田尾温泉 元湯
住所兵庫県西宮市塩瀬町名塩4205−1
アクセス JR宝塚線武田尾駅から徒歩8分
営業日・時間 水曜日定休
日帰り温泉のみの利用は土日祝限定
11:00~18:00
webページ

 温泉から上がったら、電車に乗って帰りました。


 夜飯は途中の川西にあるのらやで食べました。



のらや川西店
住所兵庫県川西市美園町1−1
アクセス 阪急宝塚線川西能勢口駅から徒歩8分
営業日・時間 11:30~15:00
17:30~20:00
webページ

以上。

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