2020年5月4日月曜日

お散歩日帰り旅行記 伊吹山編

 8月末の某日、青春18きっぷが1回分余っていたのでどこに行こうかと起きてから考えていたところ、伊吹山に行けることに気づいたので急ですが行くことにしました。

大阪駅
12:00
(東海道本線)
関ヶ原駅
13:51

 出発が遅すぎる。山に行くときは朝早くから出向きましょう(自戒)。今回はバスで9合目まで登ってバスで9合目から降りるのでまあ…。
 もう少し早く起きてはいたのですが、伊吹山行きのバスが関ヶ原駅発14:00の前の便が11:30とかなり間隔が開いていたため、1本前には間に合わず結局この時間になってしまいました。皆さんはちゃんと計画的に早起きして行きましょうね。

関ヶ原駅
関ヶ原というのはもちろん、あの関ヶ原の戦いの関ヶ原です。近所には関ヶ原の戦いを再現したテーマパーク「関ヶ原ウォーランド」もあります。今回は行きませんでしたが。

 
 駅前からバスに乗り、伊吹山ドライブウェイを通って伊吹山九合目へ。山から下ってきたバスは乗客を満載していましたが、折り返しの山行きバスに今から乗るのは私だけでした。やはり時間が遅すぎるし無理もない。ちなみに14:00発は終バスです。
 運転手さんに運賃を払うと、伊吹山のパンフレットをもらえます。



伊吹山ドライブウェイを行くバスからの車窓
伊吹山(いぶきやま、いぶきさん)は琵琶湖の東側、滋賀県と岐阜県にまたがってそびえる山です。標高1377m。岐阜県側からスタートしていますが、山頂は滋賀県にあります。
 伊吹山には山麓から九合目(標高1260m)まで伊吹山ドライブウェイという有料道路が敷かれており、車で山頂近くまで到達することができます。もちろん自家用車で通ることもできるのですが、私は車を持っていないのでバスで運んでもらうことにしました。

 バスは岐阜県の大垣駅・関ヶ原駅と伊吹山九合目(伊吹山スカイテラス駐車場)の間を7月中旬~8月の季節限定で運行されています。時刻表はこちら(大垣伊吹山線)。
 また、これとは別に滋賀県米原駅からのバス(伊吹山登山バス)も運行されているようですが、こちらもやはり季節限定です。毎年設定されるものなのかもわからないので、情報を要チェック。
関ヶ原駅バス停
14:00
(名阪近鉄バス)
伊吹山バス停
14:50

 九合目には14:50着。実際は5分ほど早く到着したかも。帰りのバスは15:45発が最終なので、約1時間で山頂を楽しみます。観光でRTAをするな(戒め)



伊吹山スカイテラス(九合目)からの眺望
伊吹山スカイテラスと伊吹山山頂は3本の登山道(参考リンク)でつながっていますが、今回は最も所要時間の短い中登山道を進むことにしました。

 登山道の入り口には害獣除けと思われる金網の扉と、その横に保護活動資金のための入山料(確か300円)を入金するボックスがあります。入れていきましょう。






登山道の様子
この登山道は観光向けにきちんと整備されていて、軽装でも登ることができます。ただし靴はある程度しっかりしたものを履いていった方がいいと思います。階段や砂利がおおいので。

 で、山頂に到着。




 山頂は広場のようになっており、高木もなく視界が開けていて気持ちのいい場所です。伊吹山は古くから信仰の対象だったらしく、石像などが散見されます。ヤマトタケルノミコトは伊吹山の神を倒そうとして返り討ちに遭い亡くなったそう。古事記にもそう書いてある(ガチ)。

伊吹山
住所滋賀県米原市上野
アクセス JR東海道本線関ヶ原駅からバスで50分、さらに徒歩20分
営業日・時間 -
webページ

 以下山頂からの眺望。






 バスの時間が近くなってきたので、駐車場にもどりました。あとはバスに乗って下山。

伊吹山バス停
15:45
(名阪近鉄バス)
関ヶ原駅バス停
16:25

 あとは帰るだけ。近くには彦根城などもあるので、時間があれば寄ってみてもいいかもしれませんね。


 私は彦根城は既に行ったことがあったので、帰りは京都府の伏見稲荷大社に寄りました(意味不明)。


日も暮れてしまい暗くてよくわからなかったので、後日改めて行くことにしました。
 以上。

お散歩日帰り旅行記 日原鍾乳洞編

 2月某日、奥多摩の日原(にっぱら)鍾乳洞へ行ってきました。

 金曜日の10:30ごろに新宿駅をスタート。平日に行くのがミソです(後述)。中央線、青梅線を乗り継ぎ奥多摩駅へ向かいます。

新宿駅
10:37
(中央線・青梅線)
奥多摩駅
12:12

奥多摩駅
奥多摩駅は登山の拠点としても機能しているようで、駅に登山届の提出箱が設置してありました。登山シーズンは混むんでしょうね。
 駅からバスに乗り換えて日原鍾乳洞へ。バスは駅前の道路を挟んで向かい側のバス停から発車します。バスの行き先表示は「鍾乳洞」です。

奥多摩駅バス停
12:30
(西東京バス)
鍾乳洞バス停
13:01

 ところで、このバスが通る日原鍾乳洞付近の道はかなり狭く、それでいて休日は行楽客で混雑するため、休日ダイヤの場合はこのバスは鍾乳洞バス停の一つ手前の東日原バス停までしか行きません。
 東日原バス停から日原鍾乳洞までは徒歩25分かかります。歩けない距離ではないですがちょっと堪えますね。冒頭で平日に行くのがミソと書いたのにはこういったわけがありました。まあそれを抜きにしても観光地はやはり空いているほうがいいので、可能なら平日に行ったほうがいいというのはありますが。


 終点の鍾乳洞バス停に到着したら、そこから徒歩で日原鍾乳洞へ向かいます。バスを降りるとき、運転手さんに帰りのバスは14:45発だと教えて頂きました。親切。

日原鍾乳洞
住所東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
アクセス 西東京バス鍾乳洞バス停から徒歩8分
営業日・時間 年末年始休業
4~11月 8:00~17:00
12~3月 8:30~16:30
webページ






日原鍾乳洞は関東最大級の鍾乳洞で、総延長は1270m。観光所要時間は公式HPでは40分程度とされています。
 鍾乳洞内は季節に関係なく11℃くらいの気温が維持されているようです。洞窟の特徴ですね。私が行ったときは時期的に外との寒暖差が際立って感じられることはありませんでしたが、夏は避暑地として持ってこいなのではないでしょうか?(大混雑かもしれませんが…)
 





ダンジョン感があって楽しい。洞窟の規模感は写真では伝えきれないので、ぜひ実際に行ってみてほしいです。
 前日が雨だったので、時々天井から水滴が落ちてきており、地面も濡れていました。できれば晴れの日が数日続いた後に行った方がいいかもしれません。雨の日は多分やめておいたほうが良い。

 日原鍾乳洞は旧洞と新洞があり、順路通りにたどっていくと最初は旧洞を通ります。旧洞には鍾乳石はあまり見当たらなかったような覚えがあります。取ってしまったんでしょうか?
 最奥部の色んな色にライトアップされている場所は広さも相まってフォトジェニックですね。

 続いて新洞の方へ。



 新洞の方に行くと急階段が多いので注意。というかこれ、体力無かったら普通に危険だったかも?若いうちに来ておいてよかった。
 新洞側ではたくさんの鍾乳石を見ることができます。触れないように金網で保護されています。うわさで聞いたのですが鍾乳石って盗まれてしまうらしいですね。看板にも書いてありますが鍾乳石は1cm伸びるのに150年かかるそうですから、一度取られてしまったらおしまいです。





 鍾乳石は石灰岩に含まれる炭酸カルシウムが酸性の雨水によって少しずつ溶かされ、水滴が滴り落ちるときに再析出して成長していきます。炭酸カルシウムというと、水垢の成分と同じです。例えが非常に悪いですが、あれがものすごく成長したイメージでしょうか。
 天井から氷柱のように垂れ下がっているのをつらら石、水滴が落ちた場所に山のようにできる鍾乳石を石筍、つらら石と石筍がつながったものを石柱というそうです。石柱なんて何年かけて出来たんでしょうね?

 金網は自分の目で見るときは気になりませんが、写真を撮るときは邪魔ですね。結局自分の目で見るのが一番です。ぜひ見に行って(念押し)。


 結局1時間くらい中にいました。とても楽しかったです(小学生並の感想)。
 当然ですが洞内ではスマホは圏外になるので、バッテリーの減りに注意。機内モードにしておいた方がいいかも?
 昼飯は鍾乳洞の近くの売店で食べて、14:45のバスで奥多摩駅へ戻りました。

鍾乳洞バス停
14:45
(西東京バス)
奥多摩駅バス停
15:16

 奥多摩駅の近くにつり橋と河原があったので、寄り道してみました。


これは紛れもなく多摩川の上流です。下流のほうでは東京都と神奈川県の境目になっているデカい川ですが、上流はこんな感じなんですね。
 ここは新緑や紅葉の時期に来るとまた風景が違って綺麗なようです。また来てみたいところ。駅近ですから来るのは簡単でしょう。

氷川渓谷
住所東京都西多摩郡奥多摩町氷川181
アクセス JR青梅線奥多摩駅から徒歩3分
営業日・時間 -


 最後は駅から多摩川沿いに下流の方向へしばらく歩いたところにある温泉へ。
温泉は室内と露天が1つずつだったと思います(うろ覚え)。露天風呂は周りを木に囲まれていて、自然の中の温泉という感じでした。
奥多摩温泉 もえぎの湯
住所東京都西多摩郡奥多摩町氷川119−1
アクセス JR青梅線奥多摩駅から徒歩10分
営業日・時間 年末年始休業
4~11月 10:00~20:00
12~3月 10:00~19:00
webページ

 18:30くらいの電車に乗って帰りました。

 都心からのアクセスもよく、気軽に自然の風景を見に来ることができるのでぜひ。

2020年5月3日日曜日

お散歩日帰り旅行記 三浦・三崎編

 2月某日、河津桜を見に三浦に行くことにしました。

 一般的な桜の見ごろは関東周辺だと例年4月上旬あたりですが、河津桜は早咲きの桜で2月中旬から下旬に見ごろを迎えます。河津桜の本場はその名前のルーツでもある伊豆半島南東の河津町ですが、東京近辺では神奈川県の三浦海岸周辺も河津桜の名所として有名です。東京から1時間半くらいで気軽に出かけられます。
 

 東京都の品川駅からスタート。京急線に乗って三浦海岸駅へ向かいます。
 今回は京急で発売されているみさきまぐろきっぷを使って出かけることにしました。
 
みさきまぐろきっぷ

 三崎口駅までの往復切符+三浦市内バス乗り放題・三浦市内のまぐろグルメ食事券・三浦市内のレジャー施設利用券がセットになった切符です。

品川駅
11:28
(京急線)
三浦海岸駅
12:30

 出発遅くない?当時大学院生の私は生活リズムが完全に崩壊しており、早起きして各地へ赴くなど到底無理な話でした。皆さんはこうならないように。
 まあ、三浦は昼前に思い立ってから行っても十分楽しめるスポットだということで。(雑なまとめ)


 駅を降りると、さっそく桜が満開になって咲いていました。


きれいですね~ ちょうど見ごろという感じの時期に来ることができました。写真には写っていませんが、駅前には屋台が出ていて、三浦の名産品などを売っていました。毎年河津桜の時期に合わせて三浦海岸桜まつりというお祭りをするようです。


 駅前から歩いて海岸のほうへ。
道中にいた猫


 2月なので人もおらず長閑な風景が広がっていましたが、夏は海水浴客で賑わうのでしょうか?天気が良かったのでしばらく海を眺めていました。

三浦海岸
住所 神奈川県三浦市南下浦町
アクセス 京急線三浦海岸駅から徒歩3分
営業日・時間 -
webページ


 続いて桜祭りのメイン会場でもある小松ヶ池公園方面へ。





道中、京急線の線路に沿ってたくさんの河津桜が植えられており、壮観という感じ。河津桜は開花時期が菜の花と重なっており、一緒に植えられていることが多いようです。ピンクと黄色のコントラストが綺麗ですね。

 メイン会場の小松ヶ池公園では屋台がたくさんでており、いかにもお祭りという雰囲気でした。まあ特に何も買いませんでしたが…


小松ヶ池公園
住所神奈川県三浦市南下浦町上宮田
アクセス 京急線三浦海岸駅から徒歩18分
営業日・時間 -
webページ


 小松ヶ池公園から歩いて三崎口駅へ。そこからバスに乗って城ヶ島へ向かいました。
よく見ると三崎マグロ駅に改称されている三崎口駅。京急は駅名看板で遊びがち。

三崎口駅バス停
14:59
(京急バス)
城ヶ島バス停
15:27

 バスは20分に1本くらいはあるようなので、困ることはないでしょう。
 で、バスを降りて城ヶ島灯台へ。
灯台の近くにいた猫。漁港のある街とあって人慣れした猫が多いんでしょうか。

 城ヶ島灯台(じょうがしまとうだい)とは、神奈川県南東部、三浦半島南端沖に浮かぶ城ヶ島西端の長津呂崎にある灯台。標高約 30 m の崖上に建ち、相模灘を照らす。周辺は太平洋を望む景勝地で、海岸の磯は観光客で賑う。日本で5番目に点灯した西洋式灯台で、現在の灯台は2代目のもの。
  城ヶ島には江戸時代より烽火(のろし)台が設置され、灯台としての役割を果たしていた。幕末を迎え鎖国が解かれると浦賀水道の出入路に近いことから西洋式灯台の建設地に選ばれ、明治3年に初点灯。その後関東地震で倒壊するが再建され、白色円筒形の現在の姿となった。
  過去には灯台博物館も設置されていたが、昭和40年代に廃館となった。普段は内部に入ることはできないが、イベント開催時など、稀に内部公開されることがある。付近一帯は城ヶ島灯台公園として整備されている。
  2001年発表された、トロと休日のロケ地として知られている。
(全部wikipediaからコピペ)



眺めのいいところです。特に天気のいい日には富士山や伊豆大島も見えるんだとか。

 日が傾いてきました。岩礁と太平洋と夕暮れの景色を眺めていたいところでしたが、もたもたしていると時間がなくなってしまうので先を急ぎます。

城ヶ島灯台
住所神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
アクセス 京急バス城ヶ島バス停から徒歩3分
営業日・時間 -
webページ


 城ヶ島灯台公園の奥にある城ヶ島京急ホテルの温泉に日帰り入浴しました。みさきまぐろきっぷについてるレジャー券をここで使えます。

 温泉は室内と露天が1つずつあり、露天風呂は太平洋を眺めながら入浴できる大変景色の良いところでした。
 平日ということもありこの時間の利用客は私ともう1名だけ。その1名も途中で帰られたのでその後は私が温泉を独占していました。ホテルや旅館の内湯の日帰り入浴はこれがいいんだよな。

城ヶ島京急ホテル
住所神奈川県三浦市三崎町城ヶ島693
アクセス 京急バス城ヶ島バス停から徒歩5分
営業日・時間 日帰り入浴
11:00~18:00
webページ

 温泉を上がったら、城ヶ島バス停に戻ってバスに乗り今度は城ヶ島の東側へ。
城ヶ島バス停
16:52
(京急バス)
白秋碑前バス停
16:55


 バス停から歩いて城ヶ島公園に入り、脇道に入って馬の背洞門へ行きました。
途中階段が天然物になっているところがあります。足元注意。
馬の背洞門



 馬の背洞門は海の波によって岩場が侵食されてできたアーチ状の地形。現在は海面よりも高いところにあり、侵食によってできたとはどういうことかと思ってしまいますが、これは1923年の関東大震災によってこの一帯の地形が1mほど隆起したためで、震災前は馬の背洞門は海の中にあったそうです(参考リンク)。大地の力って感じ。

馬の背洞門
住所神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
アクセス 京急バス白秋碑前バス停から徒歩15分
営業日・時間 -
webページ


 来た道を戻り、今度は城ヶ島西端の安房埼灯台(あわさきとうだい)へ。
途中から険しい岩場ですが、灯台までの電気系統が収納されていると思われるコンクリート固めの帯のようなものがあり、これを道代わりにして進んでいきます。




 安房埼灯台の名はここから東京湾を挟んで安房の国を見渡せることに由来しているそう。
 灯台がingressのポータルになっていたので、敵チームのレゾネータを破壊して自分所有のポータルにしておいたのですが、2時間後くらいに見たら取り返されていました。もう日も暮れていたと思うのですが… なんで?

安房埼灯台
住所神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
アクセス 京急バス白秋碑前バス停から徒歩20分
営業日・時間 -
webページ
google mapの表示が”旧”安房埼灯台となっているので不思議に思い調べてみたところ、どうやら老朽化に伴い建て替えをするようです。建て替え前の勇姿を収めた写真となりました。


 日が暮れかかってきたので灯台の下からは退散してバス停へ。
ピンボケしていますが、城ヶ島大橋。白秋碑前バス停付近より。

 寒い。完全に湯冷めしました。皆さんはこんなことにならないように早めに家を出発して余裕を持った観光をしてくださいね(泣)。

白秋碑前バス停
18:31
(京急バス)
三崎港バス停
18:41


 で、夜飯。三崎港バス停近くにある庄和丸というお店で食べました。みさきまぐろきっぷについているまぐろグルメ用チケットを渡すと専用メニューが食べられます。
左上がまぐろのお刺身、右上はまぐろの竜田揚げです。まぐろ美味そうですね。
庄和丸
住所神奈川県三浦市三崎5丁目2−1
アクセス 京急バス三崎港バス停から徒歩1分
営業日・時間 水曜日定休
10:30~17:00
webページ
お店のwebページを見たら営業時間が17:00までになっていましたが、本当でしょうか?私あきらかに17:00よりも遅くに入店しているのですが…
 コロナの時期にこの記事を書いているので臨時の時間表示になっているだけかもしれないです。



 まぐろを食べ終わったらバスと電車を乗り継いでぼちぼち帰りました。
三崎口駅にいた猫。しばらく見ていると、地域の人達に可愛がられているようでした。

 帰りも三浦海岸駅でいったん降りて、桜を見ていきました。ライトアップされています。夜桜です。



 三浦海岸駅20:10ごろの電車で帰りました。
 以上。